中高一貫校には、「連携型」、「併設型」、「中等教育型」の3つがあります。いずれも、中学から高校への進学時に入試を行わないことが最大の特色です。連携型は公立に多く、市町村立中学校から県立高校へ、というように設置者が異なる高校に進学できる場合を指します。
併設型は私立に多く、慶応大学のように幼稚舎から大学まで併設しているケースもあります。また、海外に多い中等教育型は、日本では新しく認められたタイプで、6年間をひとつの学校で過ごします。私立の併設型には、高校入学時の外部募集を行わない学校もあり、この場合、実態は中等教育型に近いといえます。 高校受験に必要な労力を省くことでのびやかな人格形成が期待できることや、大学受験に照準を合わせて勉強を早くから始められることから、近年、特に注目が高まり、文科省も増設に力をいれています。
また、中高6年間の授業内容を5年間で前倒しして終え、残りの1年間を大学受験に特化した内容にする学校がほとんどです。“ゆとり教育”では、中学校の授業内容が薄く、その負担が高校へまわっている現実があるため、こうした方法が詰め込み教育なのか、バランスを均一にする効果があるものなのかは、見極めが必要です。
一方で、思春期の大半を同じ環境の中で過ごすことから、中だるみや視野が広がらないことなどを心配する声もあります。
