少子化で生徒数が減り続けている一方、教師の平均年齢は高くなり、全国の中学校で部活動の運営は難しさを増しています。また、サッカーやドッジボールなどの地域スポーツが盛んになり、部活で汗を流すスタイルが必ずしも定番とはいえなくなっています。
もともと部活動は必修科目とされていた「特別活動」のひとつでしたが、“ゆとり教育”へ転換した結果、特別活動そのものが廃止され、現在は各学校の実態に応じた課外活動となっています。それにあわせ、部活動に参加しない生徒が増えているのが現状です。一芸入試を狙う生徒にとって部活動は必須ですが、そうではない大半の生徒には、部活動の時間を塾にあてたほうが得だという判断もあるようです。
しかし、部活動の本来の意義は、スポーツや文化活動を通じて体力をつけたり、社会性を学んだりするところにあるわけですから、両立させられればそれが一番なのです。なにより、本人がやりたい部活を、受験勉強を理由に辞めさせることは子どもの成長にとってよい方法だとはいえません。また、高校に送られる調査書にも部活動での様子や実績がのせられ、合否の判断材料のひとつになります。
学校、部活、塾とはしごする中学生の1日は大人にもひけをとらないぐらいに多忙で大変です。精神、体調の両面について、家庭の全面的な支援が大切です。
